自分史を書いて、自分だけの物語を紡ごう

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自分史を書くことで、人生が見えてくる

今から30年前、35歳の時、私は初めて自分史を書くことに挑戦しました。それまでの人生の中でさまざまな挑戦や転機を経験してきましたが、自分の歩みを整理し、振り返ることで得られる「気づき」がどれほど大きいかを、このとき初めて実感しました。

自分史とは、これまでの人生を振り返り、自分にとって大切な出来事や価値観を記録することです。それは特別な成功を収めた人だけがやるものではありません。むしろ、自分史を書くことは、誰にでもできる「自分を知る作業」であり、「未来をデザインする第一歩」でもあります。

この記事では、私自身が自分史を書き始めた経験を交えつつ、一般の方でも取り組みやすい方法を紹介します。あなたもこの記事をきっかけに自分史を書き、自分の人生を振り返りながら、未来を考える時間を持ってみませんか?


自分史を書くときに大切なこと

自分史を始めるとき、型にはまる必要はありません。人生は人それぞれ違うものであり、重要な出来事や区切りも異なります。だからこそ、「自分にとって何が大切か」を自由に考え、自分らしい自分史を作ることが大切です。

あなたの「人生の流れ」を見つけよう

人生には必ず「自分にとって大切な瞬間」が存在します。それは、他人と比べる必要はありません。例えば以下のような視点から、あなたにとって重要な出来事を洗い出してみてください。

  • 初めての転職や結婚などの大きなイベント
  • 趣味を始めたきっかけや人との出会い
  • 成長を感じた瞬間や価値観が変わった出来事や人

問いかけ
「これまでの人生で、最も挑戦したと感じたことは何ですか?」
「どんな人との出会いが、今の自分に影響を与えましたか?」


私が35歳で自分史を書き始めた理由

35歳当時、私はデザイナーからIT業界への転職を決意しました。この大きな挑戦を前に、自分がこれまで積み上げてきたものや、これからどんな人生を送りたいかを明確にするために自分史を書き始めたのです。

このとき、次のような手順で自分史を作りました:

  1. 人生の重要な出来事を書き出す
    学生時代の学びや最初の仕事、転職の理由など、私にとって大切なポイントを洗い出しました。
  2. テーマごとに整理する
    「挑戦」「成長」「趣味」「人とのつながり」など、自分にとって重要なテーマを中心にまとめました。
  3. 未来の目標を追加する
    これからの人生で何を成し遂げたいか、自分に問いかけて記録しました。

この作業を通じて、自分の価値観や人生の軸がクリアになり、その後のキャリアや趣味の方向性を見つけることができました。

問いかけ
「未来の自分にどんなメッセージを伝えたいですか?」
「これからどんな目標を実現したいですか?」


自分史に「知」「人」「金」の視点を加える

自分史を書くとき、「知識」「人脈」「資金」という3つの資源を軸にして振り返ると、より深みのある内容になります。

知識(知)

これまでの人生で学んだことや身につけたスキルを振り返り、それをどう活用してきたかを書き出しましょう。

私の場合

  • デザインスキルや興味関心を活かしてIT業界に挑戦。
  • 趣味や身につけた知識を通じて、問題解決能力や向き合い方を学ぶ。

人脈(人)

人とのつながりは人生を大きく左右します。どんな人と出会い、それがどのように影響を与えたかを書き留めてみましょう。

私の場合

  • 異業種への転職を通じて得た人脈が、キャリアの幅を広げる助けになった。
  • 趣味の陶芸やフライフィッシングなどで出会った仲間が、私の人生を豊かにしてくれた。

資金(金)

資金をどう活用し、目標を達成してきたかを記録することで、努力の結果を可視化できます。

私の場合

  • 趣味に投資し、さまざまな道具への投資や愛車を購入することで、自分らしい生活を追求。
  • 自己投資として勉強やツールを購入し、新たな挑戦を後押し。

30代で出会った本「ユダヤ人大富豪の教え」が私のお金に対する法則や考え方の基本となっていることがわかります。

私が人生を「蓄積期」「展開期」「発展期」「還元期」に分けた理由

私は自分史を書く中で、自分の人生を以下のように4つのステージに分けて整理しました。この区切りはあくまで私にとってのものですが、皆さんが自分なりの区切りを考える際の参考になるかもしれません。

  • 蓄積期(35歳まで)
    知識やスキルを磨き、社会人としての基盤を作る期間。趣味のバイクやフライフィッシング・ゴルフを通じて「自由と挑戦」を学びました。
  • 展開期(35歳~50歳)
    新しい分野に挑戦し、人脈を広げながら成長を続けた時期。IT業界でのキャリアを築きながら、趣味で心を整えました。
  • 発展期(50歳~60歳)
    目標の年収を達成し、セミリタイアを決意。趣味とキャリアのバランスを追求しながら、陶芸やモノづくりを人に教えることでライフスタイルを確立しました。
  • 還元期(60歳以降)
    これまでの経験を社会に還元するフェーズ。YouTubeやブログを通じて、趣味や旅をしながら人生経験を多くの人にシェアしています。

自分史を書くステップ

  1. 出来事を書き出す
    年代ごとに重要な出来事を整理します。
  2. 自分なりのテーマを設定する
    「挑戦」「成長」「人とのつながり」など、自分にとって大切なテーマを見つけましょう。熱中していた趣味や乗っていた車やバイク、はまっていた趣味や事柄なども記憶をたどるのに効果的
  3. 資源(知・人・金)の視点で振り返る
    人生の資源をどう活用してきたかを記録すると、振り返りが深まります。
  4. 未来の目標を追加する
    自分史は過去だけでなく、未来への計画書としても使えます。

まとめ:自分史は人生を豊かにするツール

35歳で自分史を書き始めたことで、私は自分の歩みを整理し、未来への指針を見つけることができました。自分史は、過去を振り返り、自分を深く知るだけでなく、これからの挑戦や目標を描くためのツールでもあります。

この記事をきっかけに、あなたも自分史を書いてみてください。それが新たな目標や挑戦の第一歩になるかもしれません。自由に、自分らしい物語を紡ぎ、新しい未来をデザインしましょう!

コメント

  1. 自遊人 より:

    自分史を書くことで頭もすっきりしこれから何をするか明確にできます

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