皆さんの中には、「旅行先に歴史的な場所を訪れたいけど、どこがいいのかわからない…」とか、「日本の城巡りに興味はあるけど、どの城から始めたらいいんだろう？」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか？そんな悩みを抱える方に、今回は 現存する最古の天守 を誇る 犬山城 を詳しく紹介します！
犬山城は、戦国時代の要塞として築かれ、今もその壮大さと美しさを保ち続けています。この記事を読めば、初心者でもこの歴史的名城の魅力を存分に楽しむことができ、さらには 後堅固（うしろけんご） という独特の防御構造がどれだけ戦国武将たちにとって重要だったかがわかるでしょう。犬山城の歴史や内部構造の魅力を徹底解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
私自身、犬山城を何度も訪れており、その度に新しい発見や感動があります。この経験を元に、初心者の方でも犬山城の魅力を存分に感じられるようなポイントをしっかり解説していきますので、このブログを読み終わる頃には、あなたも 犬山城マスター になれるはずです！
犬山城を楽しむための基本ポイント
犬山城を訪れる際に押さえておきたい基本のポイントを最初にお伝えしておきます。何度も訪れている私から言わせてもらうと、犬山城は 歴史の重み と 絶景のパノラマビュー を楽しむことができる、一粒で二度美味しい観光スポットです。では、どんな風に楽しめるのかを順番に見ていきましょう！
1. 犬山城の歴史的背景
犬山城は 1537年 に織田信長の叔父、織田信康によって築かれました。戦国時代には多くの戦いを乗り越え、江戸時代には 成瀬家 が城主として守り続けました。特に、豊臣秀吉と徳川家康の間で繰り広げられた小牧・長久手の戦いの際には、犬山城が戦略的拠点として使われたことでも知られています。
1891年の 濃尾地震 では、大きな被害を受けましたが、成瀬家の尽力により修理されました。この修理が完了したのが1899年。戦後、昭和27年（1952年）に国宝として再認定され、昭和36年から3年間にわたって本格的な解体修理が行われ、犬山城は完全に元の姿を取り戻しました。
この長い歴史の中で、犬山城は日本の城の中でも 現存する最古の天守 を持つ城として特に注目されています。
犬山城の「後堅固な構造」とは？
犬山城の最大の特徴と言えば、やはりその 後堅固（うしろけんご） な構造です。この言葉を初めて聞く方も多いかもしれませんが、これは 背後に自然の地形や地理的要素を活かして防御する という、城の防御機能を指します。
犬山城の場合、その背後には 木曽川 が流れており、城はこの川に面した断崖に建てられています。これにより、城の後方からの攻撃が非常に難しくなっているのです。戦国時代、城を築く際にはいかに敵から守れるかが重要視されていましたが、犬山城はその典型的な例として後堅固な構造を持つ城として名を馳せています。
自然を最大限に活かした防御
この自然の地形を利用した防御策が、犬山城の防御機能の中でも一際目立つ部分です。木曽川の急流と断崖によって、背後からの攻撃を防ぎ、正面からの攻撃に対しては城の複雑な設計が敵を困難にしました。まさに戦国時代の防衛技術の粋を集めた構造です。
実際に訪れると、背後に広がる木曽川の壮大さと崖の高さに圧倒されることでしょう。私も初めて訪れた時、この後堅固な構造を目の当たりにして「ここから攻めるのは無理だな」と素直に感じました。
犬山城の内部構造：上段の間と武者走り
犬山城の内部も非常に興味深い構造を持っています。特に注目すべきは、1階にある 「武者走り」 と呼ばれる広い通路と、 「上段の間」 という特別な畳敷きの部屋です。
武者走り：武士たちの素早い移動を支えた通路
1階の 「武者走り」 は、武士たちが迅速に移動できるように設計された広い通路です。この通路は城の中で重要な役割を果たし、戦時中には敵の侵入に対して素早く対応するために使われました。幅広い通路が城内を巡っており、まるで要塞の中にいるかのような雰囲気を感じさせます。
上段の間：格式高い畳敷きの部屋
そして犬山城のもう一つの注目すべき部分が、 「上段の間」 と呼ばれる畳敷きの部屋です。この部屋は、城主や重要な人物が休息するために使用されていた格式の高い部屋です。畳が敷かれた部屋が現存する天守の中では非常に珍しく、歴史的な価値が高い場所です。
私自身、畳の部屋がある天守というのは非常に新鮮で、この空間だけでも特別感が感じられました。訪れる際にはぜひ、この部屋の雰囲気をじっくり堪能してみてください。
天守からの絶景：360度のパノラマビュー
犬山城の 天守最上階 からの眺めは圧巻です。城下町や木曽川、そして遠くに広がる山々が一望できるこの絶景は、犬山城を訪れる際の最大の見どころの一つです。
天守の最上階には 「廻縁（まわりえん）」 と呼ばれるベランダが設置されており、このベランダからは 360度のパノラマビュー を楽しむことができます。現存する天守の中で、この廻縁に出られるのは、犬山城と高知城だけです。
私は何度訪れてもこの絶景には感動します。特に秋の紅葉シーズンには、木々が色づき、城下町と周辺の自然が美しいコントラストを描き出します。天守の高さから見る景色は、まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるでしょう。
まとめ：犬山城を楽しむポイント
犬山城はその歴史的価値と自然を活かした構造、美しい内部構造が融合した名城です。歴史好きの方はもちろん、初心者でもその魅力を存分に楽しむことができる場所です。
- 犬山城の歴史的背景を知ることで、城の重要性が理解できる
- 「後堅固」という自然の地形を活かした防御構造の凄さを体感できる
- 天守内部の「武者走り」や「上段の間」で、戦国時代の武士たちの生活を想像できる
- 天守最上階からの360度パノラマビューで、日本の美しい風景を一望できる
これらのポイントを抑えることで、犬山城をより深く楽しむことができるでしょう。初心者の方でも、このブログを参考にすれば 犬山城の歴史と魅力を十分に味わう ことができるはずです。次回、ぜひ犬山城を訪れる際にはこの記事を思い出して、その魅力をたっぷり堪能してください！
コメント