結婚に悩むあなたへ
このブログを読んでいる方の中には、 「この人と本当に結婚していいのか?」「結婚って本当に幸せになれるの?」 そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結婚は人生の大きな選択。幸せな未来を思い描く一方で、離婚やすれ違い、価値観のズレなど、ネガティブなイメージもついてまわります。
でも安心してください。今回ご紹介する『この人と結婚していいの?』(石井希尚 著)の内容を理解し、男女の違いを知ることで、あなたの結婚観が大きく変わります。
なぜなら、この本は20年以上にわたり結婚カウンセラーとして活躍してきた著者が、実際の相談や事例をもとに、幸せな結婚生活を送るための考え方と実践方法をまとめたものだからです。
このブログを読み終わる頃には、結婚を成功させるために本当に大切なことが何か、そして「結婚は素晴らしいものだ」と思えるヒントを得られるはずです。
結婚は素晴らしいか?その答えは「YES」だ
幸せな結婚を築くためには、相手を変えようとするのではなく、相手の違いを理解することが大切です。
本書が伝える結婚の本質は、「相手にとって理想の人になる努力をする」こと。そのためにはまず、自分と相手がまったく異なる価値観や考え方を持った存在だと認識しなければなりません。
男女の違いを知らなければ、すれ違いは必然
例えば、日本では毎年20万組もの夫婦が離婚しています。その主な理由は「性格の不一致」。
でも実際は、性格が合わないのではなく、男女の脳や感情の構造が違うことを理解していないだけ、というケースがほとんどです。
では、男女の違いとはどのようなものなのでしょうか?
結婚がうまくいくための男女の違い理解ポイント
男性は裁判官、女性は体温計
男性は「事実」に基づいて話す傾向があります。特に問題がない場合は、話す必要を感じません。一方、女性は「感情」を重視し、感じたことを共有したいという欲求があります。
だから、「今日どうだった?」と聞かれて「別に」としか答えない夫に、妻は「私に興味がないのね」と感じてしまうのです。
男はウルトラマン志向、女はシンデレラシンドローム
男性は「問題を解決してヒーローになる」ことに価値を感じます。3分間しか地球にいられないウルトラマンのように、効率的に課題を処理したい。
一方で、女性は「誰よりも大切にされたい」「守られていたい」と願い、精神的な安心を強く求めています。

結婚後のすれ違いはこうして起きる
・男性は結婚した途端に努力をやめる(獲物を得たから) ・女性は感情的なつながりを求め続けるが、男性は黙って解決策を出す ・女性は話すことでストレスを解消するが、男性は黙って考えることで解決を図る
これらの違いを知らなければ、「愛されていない」「わかってもらえない」と感じてしまい、関係が崩れていくのです。
結婚生活を幸せにする具体的な7つのヒント
性生活の価値観は必ず話し合う
性生活の不一致は離婚理由の上位。特に男性は性行為を「愛情の表現」として重視しており、女性に拒否されると深く傷つくものです。
結婚前に「どれくらいの頻度が理想か」「どんな価値観を持っているか」を率直に話し合いましょう。
PMS(月経前症候群)を理解する
女性には毎月、ホルモンのバランスにより情緒不安定になる時期があります。このPMS期間中に無理に話したり、性行為を迫ったりするのは禁物。
この時期はそっと見守り、思いやりをもって接することが大切です。
親よりもパートナーを最優先にする
結婚したら「夫婦」が最小単位。何かあった時に親に相談してしまうと、相手は「自分より親の方が大事なのか」と感じ、信頼関係が崩れます。
特に男性は「頼られたい生き物」。最初に相談する相手は、必ずパートナーにしましょう。
女性は毎日1時間話したい
女性にとって会話はストレス発散の手段。日々の何気ない会話が「私は大切にされている」と感じるきっかけになります。
「今日はどんな一日だった?」と聞いてあげるだけで、夫婦の絆は深まります。
金銭感覚は結婚前にすり合わせる
共働きにするかどうか、家計管理は誰が行うのか、貯金や借金の有無などは必ず事前に確認しましょう。
実際、わたし自身も結婚して38年になりますが、交際期間の5年間で徹底的に金銭感覚をすり合わせました。例えば、デート費用は完全な割り勘制にし、月初に2人で2万円ずつ出し合い、1つの財布にまとめて管理。なくなったら5000円ずつ追加する、という非常に公平なシステムで運用しました。
その流れを結婚後も継続し、収入の多寡に関わらず、決まった金額を毎月家に入れるというルールを守り続けた結果、大きな金銭トラブルもなく夫婦関係を維持できています。
家庭のトラブルは、金銭トラブルから起こることが本当に多いもの。ギャンブル・酒・たばこなど何をしても構いませんが、「家庭への入金だけは必ず毎月行う」──これを守ることが、夫婦関係を円滑に保つ最強の戦略になり得るのです。

男性の仕事に口を出さない
男性は仕事に対するプライドが高く、妻からのアドバイスは「否定された」と感じがち。間違っても「だからダメなのよ」と言ってはいけません。
応援に徹することが、男性のモチベーションを高める鍵です。
愛情は毎日言葉で伝える
日本人男性が最も苦手とする分野。でも「言わなくてもわかる」は通用しません。
「おはよう、愛してる」「おやすみ、愛してる」を習慣にすることで、女性の安心感は格段に高まります。
結婚は素晴らしい。違いを知り、補い合う関係こそ理想
結婚とは、同じ価値観を持つ者同士が手を取り合うことではありません。
むしろ、違いを前提にして、互いに「相手にとって理想的な人間であろうと努力する」ことこそが、結婚生活を豊かにするカギです。
男性は女性の感情を理解しようと努め、女性は男性のプライドを尊重する。
そのうえで、夫婦間の会話、スキンシップ、愛情表現、家計の透明性など、具体的な行動に落とし込んでいけば、すれ違いは減り、信頼関係は深まっていきます。
結婚は素晴らしいか?の答えと行動へのヒント
結論として、結婚は素晴らしいものです。
ただし、それは「努力なしでも幸せになれる魔法」ではなく、「相手と歩み寄る努力を続けられる人だけが手に入れられる最高の関係」です。
この記事を読んでできるようになること
・相手との違いを前提に行動できるようになる ・具体的に会話や金銭感覚を見直すきっかけが得られる ・愛情表現の大切さに気づき、行動できるようになる
最後に行動を起こすあなたへ
・まずはパートナーとじっくり会話する時間を作りましょう ・過去に話し合ってこなかったテーマ(お金、性生活、親との距離)について、勇気を出して話してみましょう ・男性は「言葉で愛を伝える」、女性は「相手を応援する」を意識してみましょう
結婚は、人生で最も深く、そして美しい人間関係です。 その価値を信じ、丁寧に育んでいきましょう。
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