オートバイ用ブーツ選びのポイント【徹底ガイド】

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バイクに乗る際、適切なブーツを選ぶことは、ヘルメットと同じくらい重要です。特にライダーの足元は、シフトやブレーキ操作、転倒時の衝撃からの保護といった役割を担っています。日本を二周し、様々な道を走ってきた私の経験から、バイクブーツはライディングを快適にし、安全性を確保するために欠かせないアイテムです。この記事では、その経験に基づき、バイク用ブーツ選びの重要なポイントを解説し、初心者からベテランまでが納得できるおすすめモデルも紹介していきます。


1. 着脱のしやすさが鍵

長距離ツーリングや頻繁に休憩を取るライダーにとって、ブーツの着脱が簡単かどうかは非常に重要なポイントです。ブーツを脱ぎ履きする際にストレスを感じると、ツーリング中に休憩するのが億劫になることさえあります。私自身も何度もツーリングで経験しましたが、特にロングツーリングでは、簡単に着脱できるブーツがあると休憩の度にリフレッシュでき、疲労の軽減に大きく貢献します。

そんなときにおすすめなのが、RSタイチなどが採用しているBOAダイヤルシステム。このシステムは、ダイヤルを回すだけでフィット感を調整でき、脱ぎ履きも驚くほどスムーズです。ツーリング中の準備時間を短縮でき、フィット感が高いため、長時間の使用でも足に負担がかかりにくいのが特徴です。


2. 防水性能と通気性を重視

ツーリング中に突然の雨や水たまりに遭遇することは少なくありません。私が日本を回った際も、天候に左右されることは頻繁にありました。特に、長距離を走るライダーにとって、足が濡れることは不快感を引き起こすだけでなく、体温の低下や疲労の原因にもなります。そのため、ライディングブーツには防水性能が欠かせません。

しかし、防水性が高いだけでは不十分で、通気性も重要です。防水ブーツでも内部が蒸れてしまうと、快適なライディングが難しくなります。私の経験上、最も快適だったのがゴアテックス素材を使用したブーツです。ゴアテックスは外部からの水を防ぎつつ、内部の湿気を外に逃がす高い通気性を持っています。これにより、雨の日でも足元をドライに保ちながら、快適なライディングが可能になります。


3. バイクを降りた時の歩きやすさ

ツーリング中は、バイクを降りて観光したり、散歩したりする機会も少なくありません。バイクに乗っているときは安全性を重視したブーツが重要ですが、降りた後に硬くて歩きにくいブーツでは足が疲れてしまいます。特に長い旅をしていると、バイクを降りた後の快適さも重要なポイントです。

一部のライディングブーツは、カジュアルシューズのようなデザインで、普段履きとしても違和感のないものがあります。こうしたブーツは、ツーリング先での観光や街歩きにも使いやすく、長時間歩いても快適な履き心地が保たれます。特に軽量なブーツは、ツーリング中でも日常生活でも便利に使えるので、私自身もそういったデザインを選ぶことが多いです。


4. 動きやすさも考慮

ブーツ選びで見逃せないのが、動きやすさです。特に山道やカーブの多い道を走る際、足首の動きが重要になります。足首が自由に動くことで、シフト操作やブレーキ操作がスムーズに行え、ライディングがより快適になります。

特にハイカットやロングタイプのブーツを選ぶ際には、足首部分がしっかりと動くかどうかを確認しましょう。最初は少し硬く感じることもありますが、レザーブーツなどは使い込むうちに柔らかくなり、履き心地が良くなります。長期間使用するブーツとしても、足首の可動性を考慮して選ぶことをお勧めします。


5. すねを守ること

バイクに乗る際、足首だけでなくすねの保護も非常に重要です。私自身、何度か危険な場面に遭遇したことがありますが、すねをしっかり保護できるブーツを履いていたおかげで大きな怪我を防ぐことができました。特に転倒時にすねやふくらはぎを強打することがあり、これが大きな怪我につながる可能性があります。

そのため、ハイカットやロングタイプのブーツが推奨されます。これらのブーツは足全体をしっかりとカバーし、衝撃を吸収する役割を果たしてくれます。ミッドカットのブーツを選ぶ場合でも、**シンガード(すねあて)**を装着することで、保護性能をさらに高めることができます。


おすすめのバイクブーツ【価格帯別&タイプ別ガイド】

ここでは、3万円以下3万円以上の価格帯に分けて、さらにロータイプハイカットタイプ、そしてすねまで保護できるロングタイプのブーツをそれぞれ紹介します。


【3万円以下のおすすめバイクブーツ】

1. ロータイプ

コミネ BK-067 プロテクトライディングブーツ
  • 価格帯: 約1万5千円
  • 特徴: シンプルで軽量なロータイプのライディングブーツ。足首、かかと、つま先にプロテクターを内蔵し、安全性が確保されています。通気性が良く、夏場のツーリングにも適しています。
  • おすすめポイント: コスパ抜群で、街乗りや短距離ツーリングに最適。履きやすさと安全性を兼ね備えています。
エルフ(ELF) ライディングシューズ S17【エスセブンティーン】
  • 価格帯: 約1万5千円
  • 特徴: ライディング時の操作性、安全性、着脱性を 更に高めた透湿防水機能搭載モデル。BOAダイヤルシステムを採用しており、素早くフィット感を調整できます。通気性が良く、長時間履いても快適です。
  • おすすめポイント: 脱ぎ履きのしやすさが際立つモデルで、快適なツーリングをサポートします。

2. ハイカットタイプ

RSタイチ DRYMASTER BOA ライディングシューズ RSS006
  • 価格帯: 約1万8千円
  • 特徴: アッパー内部にはTAICHIオリジナルの防水・透湿素材”ドライマスター”を採用し、全天候での使用に対応。着脱のしやすさと優れたフィット感を実現するBOA®フィットシステムを採用、短距離ツーリングに最適です。
  • おすすめポイント: カジュアルなデザインで、バイクを降りた後も快適に歩けます。
コミネ(KOMINE) GORE-TEX(R) ショートブーツ 
  • 価格帯: 約2万1千円
  • 特徴: 防水性能を備えたハイカットブーツ。雨天時のライディングでも足をしっかりと保護し、内部が濡れにくい設計です。
  • おすすめポイント: 防水性がありながらも軽量で、日常使いにも適した汎用性の高いブーツ。

3. ロングタイプ(すねまでカバー)

コミネ BK-067 ロングライディングブーツ
  • 価格帯: 約1万8千円
  • 特徴: すねまでカバーするロングタイプのブーツで、転倒時の衝撃を和らげる保護性能が高い。防水性と耐久性もあり、爪先・側面・くるぶしにそれぞれプラスチックスライダーを装備するスポーツライディング対応の防水ライディングブーツ、長距離ツーリングに最適です。
  • おすすめポイント: 足全体をしっかり守り、悪天候にも強いモデル。ロングタイプのエントリーモデルとしておすすめです。

【3万円以上のおすすめバイクブーツ】

1. ロータイプ

ガエルネ G-RT ライディングシューズ
  • 価格帯: 約3万5千円
  • 特徴: レースやスポーツツーリングに適したロータイプのブーツ。足首やつま先にプロテクターが装備されており、シフト操作がしやすい設計になっています。
  • おすすめポイント: 高い耐久性と操作性を兼ね備えたシューズで、長時間ライディングでも快適です。

2. ハイカットタイプ

アルパインスターズ SMX-6 V2 ブーツ
  • 価格帯: 約4万円
  • 特徴: 防水性と通気性を兼ね備えたゴアテックスモデル。足首、かかと、つま先に保護性能の高いプロテクターを内蔵しており、高速走行にも対応しています。
  • おすすめポイント: オールシーズン対応で、高速ツーリングやサーキット走行にも適した高性能ブーツです。
Sidi Adventure 2 Gore-Tex ミッドブーツ
  • 価格帯: 約9万円
  • 特徴: オフロードにも対応したハイカットブーツ。Gore-Texの優れた防水性と通気性があり、足首周りのフィット感が高い。オフロードでもオンロードでも快適に走行できます。
  • おすすめポイント: オンオフ両方のライディングに対応し、悪路での耐久性も抜群。過酷な条件下でも使える高性能モデル。

3. ロングタイプ(すねまでカバー)

ガエルネ G-MIDLAND ゴアテックスブーツ
  • 価格帯: 約5万円
  • 特徴: ブーツ本体には、一頭の牛から限られた量しか取れないフルグレインレザーを採用、ロングタイプのオフロードブーツで、ゴアテックス素材により防水性と耐久性が高い。すねまでしっかりと保護する設計で、オン・オフどちらのライディングにも対応。
  • おすすめポイント: 長距離ツーリングや悪路に強く、幅広い用途に対応する万能型ブーツです。

まとめ

バイクブーツは、安全性、快適性、そしてライディングスタイルに合わせて選ぶことが重要です。価格帯や用途に応じて、ロータイプ、ハイカット、ロングタイプの中から最適なブーツを見つけることが、快適なライディングの第一歩です。

3万円以下のブーツは、コストパフォーマンスが高く、初心者や短距離ライダーにおすすめです。一方、3万円以上のブーツは、長距離ツーリングやオフロード走行を楽しむライダーに適しており、防水性や保護性能が充実しています。

自分のライディングスタイルに合ったブーツを選び、安全で快適なツーリングを楽しんでください!


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