成功の秘訣は「量 × 継続 × 分析」にあり

量（Quantity）
成果を出すためには、とにかく数をこなすことが大切です。試行錯誤を繰り返す中で、成功のヒントを見つけることができます。
継続（Consistency）
長期間取り組むことで、習慣化され、成長のスピードが加速します。特に仕事や趣味では「続けること」が信頼やスキルの向上に直結します。
分析（Analysis）
結果を振り返り、何がうまくいき、何が改善できるのかを理解することで、次回以降のパフォーマンスが劇的に向上します。

「量」を重視する：たくさん試してヒットを生む

成果を出すためには、とにかく試すことが重要です。これはあらゆる分野に当てはまります。

たとえば、作家や画家が大ヒット作を生み出すのも、最初から狙い通りにいくわけではありません。何十作、何百作と生み出す中で、思いがけないヒットが生まれるのです。和田秀樹氏も著書『仕事も対人関係も落ち着けば、うまくいく』で、多くの本を出すことでヒット作が生まれるという考えを述べています。

営業職においても「量」は非常に重要です。たとえば、ある営業マンが1日に5件のアポを取るとします。その中で、実際に商談が成立するのは1件程度かもしれません。しかし、これを1日10件に増やすことで、成功率は自然に上がります。

ポイントは「たくさん試すことで、成功する確率が上がる」ということ。仮に1回の成功率が10%であっても、試行回数を10倍にすれば結果も増えるのです。

趣味の例を挙げるなら、ギターの練習がわかりやすいでしょう。初心者が最初にFコードで挫折するのは有名な話です。しかし、毎日少しずつ「量」をこなしていくことで、指の筋肉が慣れ、次第に弾けるようになります。

1日5分でも10分でも、繰り返し練習することで、いつの間にか「弾ける自分」に変わるのです。

どんな分野でも、短期間で成功を掴むのは難しいものです。スポーツ選手が毎日のトレーニングを欠かさないように、私たちも目標に向けた努力を継続する必要があります。

私自身、1800本以上の動画を投稿してきましたが、最初の数百本はほとんど再生されませんでした。しかし、毎週の投稿を続けるうちに、次第に視聴者が増え、ヒットする動画も生まれるようになりました。

プロジェクトの進行には、一貫性が重要です。タスクを小分けにし、スケジュールを細かく設定することで、途中で投げ出すことなく進めることができます。

ランニングを始めた人の多くが、1ヶ月で挫折してしまいます。その理由は、ペースを急ぎすぎて疲れてしまうからです。週3回、1回15分からスタートするなど、無理のない計画を立てることで、継続が容易になります。

結果を分析し、次のアクションを決めることは、成長に欠かせません。成功している人の多くは、失敗から学び、次に活かすスキルを持っています。

営業マンが1日のアポ数や成約率を記録し、それを週ごとに分析することで、どの時間帯や地域で成功率が高いのかを把握できます。この情報をもとに、効果的な行動計画を立てることが可能です。

YouTubeでは、再生数やクリック率、視聴維持率といったデータが簡単に確認できます。私の場合、YouTubeアナリティクスを分析することで、ある動画の視聴維持率が高いことに気づき、同じテーマで続編を作ったところ、大ヒットにつながりました。

以下は、私がこのメソッドで得た成功事例です。

最初の挑戦
動画投稿を始めた頃は、再生数が伸びず挫折しそうでしたが、「量」を重視して継続することで、徐々に視聴者が増えました。登録者が50人を超えたころからの急激な伸びに驚きました。
継続の成果
毎週2本以上の投稿を続けた結果、視聴者数が安定し、コメントでリクエストが来るようになりました。お互いの習慣化がみにつくのかも。
分析が生んだヒット作
過去のデータをもとに人気テーマを深掘りした結果、ある動画が10万再生を突破し、収益も増加しました。いわゆる「コツ」を見つけることになります。